【南日本新聞】防災マップコンで特別賞 奄美市の大川小

鹿児島県奄美市の大川小学校の児童が作った校区の防災地図が、全国コンクールで表彰されたことが報じられています。


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 2010年の奄美豪雨で校舎の一部が浸水した大川小学校(奄美市名瀬)の児童が作った校区の防災地図が、「ぼうさい探検隊マップコンクール」(日本損害保険協会など主催)の審査員特別賞に選ばれた。同校で1月31日、表彰式があった。
 東日本大震災による防災意識の高まりで、コンクールには全国から過去最多の1643点の応募があった。入賞15校には、県内では同校が唯一選ばれた。「地域の危険を知ってほしいという気持ちがあふれている」と評価された。
 豪雨では校舎の一部浸水のほか、自宅が被災した児童も相次いだ。自宅が床上浸水した岸田鈴花さん(6年)は「家には数日間帰れず、ショックだった」と振り返る。こうした被災体験をもとに、5、6年生児童12人が、住民にインタビューをしながら、校区内の危険箇所を調査。がけ崩れが残る場所や増水しやすい場所のほか、ハブが出るところも写真やコメントを添えて示した。
 リーダー役の柳田大貴君(6年)は「調べた危ない場所を地域の人たちにも伝えたい」と話した。地図と調査結果は3月の学習発表会で披露する。